調布の老舗そば屋|居心地の良さと甘じょっぱさがクセになる
京王線 調布駅 東口徒歩3分
創業明治13年 中島屋(なかじまや)
昔懐かしい店構え、そして中に入ると看板娘(お嫁さんかな?)が笑顔でお出迎え。
なんともホッとする蕎麦呑みができるお店。
お客様も昔ながらのお馴染みさん、常連さんの姿がよく見られます。
子供の頃から食べに来ていた人が大人になって、そのまた子供を連れて家族で食べにきている。
そんな、長く地域に根付き愛されているお店です。
深大寺の手打ちそばに拘り、汁は昔ながらの甘口の出汁という伝統を守り続けています。
初めて口にしたときには「甘い」という印象で、正直そんなに好みの味ではなかったのですが
ついつい居心地の良さに何度か通ううち「中島屋の味」がすっかりクセになってしまいました。
丼もちょっと甘じょっぱくて、実家でおばあちゃんが作ってくれた味に似ています。
中島屋さんで、わたしのお気に入りのメニューは「親子丼セット:980円」
親子丼とお蕎麦のセットで蕎麦は(温・冷)から選べます。
端に写っているスプーンw
お箸があまり上手じゃないので、お重のごはんが上手く食べられないのでお借りします。
これ、お店の看板娘さんに一度お願いしただけで次の来店からは何も言わずに「こちらお使いくださいね」ってつけてくれています!
客商売の鏡ですよね!
蕎麦は基本的に冷たいのが好きなのですが、中島家さんのお出汁のきいた甘めのスープが無性に飲みたいときには温かいお蕎麦をお願いします。
これこれ!
この親子丼が、大好きだったおばあちゃんの作ってくれた味にそっくり!
お蕎麦は少し小さめの器にシンプルだけど、ネギもたっぷり入って揚げ玉ものっています〜
天ぷらそばの海老も立派です!
わたしは、休日の昼呑みにランチを兼ねてお邪魔することが多いのですが、夜も「そば居酒屋」として賑わっています。
昔むかしのそば処は注文をしてから、庭先のそばの実を摘んで臼で挽き蕎麦を打ち始めるというスタイルだったそうで、その待ち時間に「お酒を呑む」という風習があったそうです。
蕎麦呑みは大昔からある伝統的な呑み方なんですね!
「親子丼セット」の他に「カツ丼セット:980円」「天丼セット:1,100円」などもあり「セットメニュー」はランチ時間外でも通常のメニューとして食べることが出来ます。
ランチセットはその都度違いますが、「Aランチ:900円」「Bランチ:750円」と店頭の看板に内容が書かれていて11時〜14時まで食べられます!
ちなみに「親子丼セット」の冷たいお蕎麦のときにはこんな感じです。
お蕎麦と丼がハーフ&ハーフって感じで、ご飯もお蕎麦も両方食べたいけどダブルは食べられないという欲張りな希望が叶う嬉しいメニューです。
とろろの月見蕎麦はこんな感じです!
テーブル席の障子の前に飾られたさつまいもの芽とにゃんこと金魚鉢の置物w
もはや昭和を通り越した大正・明治時代の風景ですw
人情を感じられる貴重なお店。
調布の駅周辺は「近代的」な姿に進化していますが、ほんの数分駅から離れたところにはこんな景色も残っています。
小さな店の間口は、つい通り過ぎてしまっているかもしれませんが「手打ちそば」「昔懐かしい伝統の出汁」120余年の歴史を守り通している老舗のそば処「中島屋」さんで癒やされてみてはいかがでしょう?
奥に座敷が有り、宴会や会席料理も◎
定休日 月曜日
営業時間 11:00~20:00
場所 百店街を抜けた旧甲州街道沿い
京王線 調布駅 東口 徒歩3分