京王線 仙川駅の隠れた名店|料理のレベルは居酒屋とは呼べない
「美味しいものを食べる」って本当に幸せだ
実は、「なみはな」さんへ訪れたきっかけはとても残念な理由だったんです。
この日は、大好きな「武蔵野うどん たか乃」へ行こうと仙川で下車。
ところが、お店のある通りまで行くといつもの提灯がない、灯りが消えている。
嫌な予感がしてお店の目の前まで行ってみると店頭に張り紙・・・・
3月31日をもって閉店のお知らせだった・・・。
残念すぎて、めちゃテンションが下がる中、相方と一緒に「どこへいこうか?」
「たか乃じゃないならどこでもいいや」というくらい投げやりな気分だったけど、せっかくの週末落ち込んでいても仕方がないので気分を一新!
♥ 仙川の美味しいお店開拓!
仙川駅周辺は再開発で活性化し、オシャレで美味しいお店がたくさん集まっています。
ただ、その商店街からちょっと外れたあたりにこそ「隠れ家的名店」があったりします。
「たか乃」があった辺りから更に足をのばしたあたりにも、気になるお店の灯りがぽつりぽつりあったのでそちらの方へ向かってみると・・・。
気になるお店を発見!
気になるポイントとしては「住宅街にポツリ」「新しい店じゃなさそう」「店の前に自転車がやたらと停めてある」
この手のお店は、地元の人が評価しているお店。
目新しさや通りすがりに人が集まっているのではなく、この店に来る目的で人が集まっている証拠。
入り口はクリアなので中の様子がわかります。
「寿司屋?」
店の中央に大きな厨房、中には寿司職人の出で立ちをした方。
周りはすべてカウンターで囲まれていて間にはガラスケース・・・
どうみても立派な「寿司屋」に見えます。
しかし、看板には「寿司屋」とはどこにも書いていないし、おすすめの看板を見る限りでは居酒屋。
一見すると空席は見当たらず、やっぱり人気があるお店のようです。
一応、ダメ元でお店に入ってみると、ホールの方がすぐに気づいてくださり「お二人様ですか?」
「はい、いっぱいですよね・・・」
「カウンター満席なんで、地下のお座敷でよろしければ」
なんと!
地下があったのですね〜ラッキーです。
♥ 期待が膨らむメニューと接客
1階は広々ですが、カウンターのみとなっているようです。
どうやら「カウンター目当て」の常連さんが多い様子。
女将さんっぽい方が「カウンター埋まっていてごめんなさいね」とおっしゃってました。
仕入れや料理に自信があるのでしょう。
あれだけ広い厨房をカウンターから見える割烹スタイルにしているのですから。
一般的には「カウンターしかあいてなくてごめんなさい」というところ
「カウンターが埋まっていてごめんなさい。」ですから「カウンター」が花形ということですね。
地下は座敷のフロアになっていて、宴会の規模に合わせて仕切れるようになっているみたい。
案内されたのは手前の3組ほど座れるお座敷席で、ふすまで仕切られた奥には宴会がはいっているようです。
手前には家族と思われるお客さんと、奥には「予約席」のプレートがありその真ん中の席に通されました。
1階のカウンターは満席で、この座敷の真中しかあいていなかったと思われるのでまさにギリギリセーフ!
これは運が良かったけど、ここへ来る時には予約しないと危なそうだな。
なんだか、座敷は座敷でいい感じです。
ちょっといいところの料亭にでも来た気分ですw
メニューを見る限り、魚にはかなりの拘りと自信がありそうで期待できます。
おすすめメニューは「手書き風フォント」の印刷ではなく、本物の「手書き」
雑な感じだけど、これがまた信頼できる印象。
刺し身は「天然ぶり刺」と「生牡蠣」
煮魚から「真子かれい」
季節もので「山うどの酢みそ」
こちらをチョイスして、ビールと一緒に注文してみました。
ビールを待つ間に、メニューに一通り目を通すと気になるのが「釜飯」
どうやら、こちらのお店は「釜飯」も名物のようです。
今日は本来なら「たか乃」で〆の武蔵野うどんを食べる気満々だったので、それの代わりになるかな?
お店は大盛況なので、店員さんは大忙し。
忙しそうにはしていますが、接客はとても丁寧で感心します。
どの店員さんも手ぶらで帰らない「運ぶ」「聞く」「下げる」が無駄なくできる方ばかりでした。
♥ もはや「居酒屋」ではないですね
待たされることもなく、乾杯のビールとお通しが運ばれてきました。
毎度言っていますが・・・
「お通しが美味しいお店は料理が美味しい」(ぴろりん統計)
ちょっとした小鉢ですが、料理人の腕がいいんだろうなと感じる2種のお通し。
とりあえずビールを注文しましたが、これはもう2杯目以降は日本酒です!
シャキシャキ!
ほんのりした苦味がたまらなく美味しい。
子供の頃、こんなものが美味しいと言っている大人が不思議でたまりませんでしたが、わかるようになってしまいましたw
ぷりっとして美味しい牡蠣
大好物なので、メニューに見つけたら必ず注文します!
このサイズで「2ケ:650円」はお値打ちです◎
こんな酒の肴を前にしたら、飲まずにはいられないのが日本酒です。
わたしはそんなに日本酒には詳しくも強くもないのですが「好きな味と苦手な味」があるので、わたしよりも日本酒が好きな相方の頼んだものを味見させてもらって気に入ったものを注文します。
日本酒の種類はそんなにないみたいです。
この手のお店なら、日本酒ツーも集いそうなので銘柄増やしても良さそうですよね?
右側のメニューから「みむろ杉 おりがらみ生酒」を注文。
わたしの好みを知っている相方のチョイスですがどうでしょう?
さすがです!
以前も別のお店でとても美味しいと気に入ったのがおり入のかすみ酒。
こちらのお酒もめっちゃ美味しくて、わたしは以降このお酒一本で呑み続けました〜
味見したついでに相方から取り上げてw
相方は別のお酒「出雲富士」
こちらも味見。
「苦手」な味ではなく、美味しかったけどやっぱり「みむろ杉」が美味しすぎる〜
なんか、日本酒って深いですよね。
相方が時々ウンチク言っているの聞いていて、まったく知らなかった頃に比べて「味」に興味が湧きました。
ひとくちに「日本酒」っていっても、造る過程は様々だし種類もたくさんあるし醸造元の拘りなんかも知れば知るほど楽しくなりますね!
♥ 刺身の鮮度最高!
おいしい鰤でした。
ちなみに、ちょっと添えられているピンクのものは「ガリ」なのですがこれが地味に最高◎
これまで食べたどの寿司屋のガリより美味しかった!
このお店、何を食べても「期待以上」
そして、良心的な価格設定。
また仙川に通いたくなるお店ができてしまった!
刺身も色々食べてみたいけど、食べられる量に限度があるので煮魚を頂きます。
そして、注文からしばし時間がかかるという釜飯を一緒にオーダーしました。
♥ 絶品釜飯!冬季限定「かき釜」
「かに・えび・あさり」と、気になる釜飯がたくさんあって迷ってしまいますが、「冬季限定」という但し書きに惹かれて「かき釜」を注文することに!
今しか食べられないなら、それを頂くのが正解ですよね〜
美味しい刺し身で日本酒を頂きながら、釜飯が届くまでの時間なんかちっとも苦ではありません!
煮魚からは「真子かれい」をチョイス
あっさりと品のいい煮付け。
酒の肴なので、このくらいの味付けがちょうどいいです。
「かき釜」きたきた!
釜飯には「味噌汁・香物」がつきます。
蓋を開けるのが楽しみ〜
ジャジャ〜ン
めっちゃ美味しそう!!!
結論から言っちゃうと
「こんな美味しい釜飯はじめて!」って感じです。
「かき釜」大正解だったね!!と感激しながらいただきましたが、こんなに美味しいと「かに・えび・あさり・・・」一通り食べてみたくなります。
二人で、茶碗に軽〜く二杯ずつくらいありましたが「こんなに美味しいなら一人前ずつ別々でも食べられたね!」という事を学んだので、次回は別々の釜飯をシェアして食べ比べたいと思います!
あぁ、本当に美味しくて幸せでした。
「武蔵野うどん たか乃」の閉店が発覚して落ち込んでいましたが
大好きなお店との別れがあって、また素敵なお店との出会いがあった週末。
閉店の貼り紙にも案内がありましたが、「武蔵野うどん たか乃」は「武蔵野うどん 府中本店」の姉妹店でした。
府中の本店に行けば、これまで通り最高の「武蔵野うどん」がいつでも食べられます。
また、同じ府中に「旬楽」という系列店があり、こちらでも美味しい「武蔵野うどん」を食べることができます。
この日は「たか乃」がくれたご縁で、「なみはな」で美味しい時間を過ごすことができました。
「なみはな」さんは、ランチタイムもやっていて、海鮮丼がおすすめになっています!
このお店のランチなら、間違いなく満足度が高いものだと思います。
今度は是非、ランチも体験してみたいと思います!
仙川「なみはな」予約必至のおすすめ店「予約・空席確認」はこちら
居酒屋価格で、料理の味は一流のおすすめ店「なみはな」でした。
平成最後の桜「仙川駅前のシンボル」桜
駅の改札をでると目の前には見事なソメイヨシノ
駅周辺の開発時、伐採されてしまうという話も出ていましたが地域の人の署名により守られた。樹齢70年以上の桜の木です。
ライトアップされてそれはそれは見事でした。